
開会式では、公益財団法人鎮守の森のプロジェクト理事長、細川護熙氏から菊地啓夫岩沼市長へこれまでの累計植樹本数である「337,000本」と書かれた記念プレートが贈呈された。苗木1本およそ1,000円で合計3億円以上となる事業費は、すべて全国からの寄付で賄われた。細川理事長は「コンクリートで作る壁に比べれば、この緑の森の防潮堤は、世界でもほとんど類を見ない後世に残る、非常に大きな贈り物だと思います。私もそういう歴史的事業にみなさんと一緒に参画できて嬉しく思っております」と挨拶した。昨年の7月に逝去された「森の防潮堤」の提唱者である横浜国立大学の宮脇昭名誉教授に、このファイナルを見せてあげたかったと残念に思う気持ちが様々な場面で表されていた。
薄日の射す穏やかなこの日の参加者は約850人。指導を受けながら約1万本21種類の苗が堤防に植えられた。

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2022年、千年希望の丘はファイナル植樹祭となりました! | 鎮守の森のプロジェクト
【植樹祭概要】 開催地:宮城県岩沼市藤曽根公園5号丘北側(岩沼市下野郷浜) 緯度経度:38°06'50.4"N