MENU

日遊協ボランティア団体応援基金の第4回助成決まる
7件11団体に浄財710万円を贈る

「日遊協ボランティア団体応援基金」助成団体審査委員会(委員長・深谷友尋会長)が、12月18日、日遊協本部会議室で開かれ、以下の11団体(7件)への助成を決めました。

助成対象となった11団体の活動概要は次の通り。カッコ内は助成額。

  1. NPO法人ふじみの国際交流センター(石井ナナエ理事長)=埼玉県ふじみ野市と周辺地域の外国籍の人たちの自立支援、一般市民・団体との交流・協力活動を推進。異文化・異世代の交流を通して子どもたちの国際性・創造性・自主性を育むふじみの国際わいわいクラブの運営。(80万円)
  2. NPO法人日本国際ボランティアセンター(谷山博史代表理事)=内戦で保健医療システムが破壊されたアフガニスタンで、ナンガルハル県東部を対象に女性と子どものための診察、破傷風・小児麻痺の予防接種、出産介助等、保健改善支援事業。(50万円)
  3. 社団法人日本青年奉仕協会(祐成善次会長)=「青年長期ボランティア計画」として、青年ボランティア41人を40か所の活動先に約1年間、フルタイムで派遣。(日本青年奉仕協会の共催団体として「青年長期ボランティア計画」の派遣先となっている以下の4団体を含めて200万円)

    ・NPO法人 寺子屋方丈舎(菅敬浩理事長)=福島県会津若松市。
    不登校や高校中退の子どもたちが、自ら事業を企画・運営し、評価するプログラムづくりと運営。

    ・フリースクール ゆうび小さな学園(内堀照夫代表)=千葉県柏市。
    様々な個性・特性(障碍も個性と考える)を持つ子どもに自分の良さを見出させ、磨き、活かして、豊かな人生をつくり出すよう支援。

    ・NPO法人 明日飛子ども自立の里(清水国明理事長)=福島県鮫川村。
    自然の中での労働体験や動物とのふれあいで、心に傷を負った子どもの自己実現を図る。

    ・NPO法人 のむぎ地域教育文化センター(樋口義博理事長)=横浜市。
    学校では救えない子供たちを対象に、自然体験やオープンコミュニティー・スクールなどで、楽しみながらの活動を展開。

  4. 社会福祉法人さぽうと21(吹浦忠正理事長)=外国籍・元外国籍の児童・青少年を対象にした学習支援室(日本語指導、教科書補完教育、パソコン教室)の運営。教材開発・作成、研修会の実施。(100万円)

  5. NPO法人幼い難民を考える会(深水正勝代表理事)=カンボジア・プノンペン市の貧困層居住地域で、将来、住民による自主運営を前提に、現地NGOと共同で新たに2保育所の開設・運営、小学校の朝食事業の支援、行政や現地NGOとの協力による健康診断・歯科検診・保健衛生ワークショップづくり。(120万円)

  6. NPO法人難民を助ける会(柳瀬房子理事長)=内戦終了後のアンゴラに残る地雷・不発弾の被災を防ぐため、子どもや字の読めない人でもわかるポスターを作成し、歌・人形劇で村々を巡回する地雷回避教育。カンボジアでの高齢者・障害者のための車椅子製造・配布事業。(120万円)

  7. 日遊協ボランティア緊急派遣隊=平成19年7月の新潟県中越沖地震で、中部支部隊が同県柏崎市に急送した仮設トイレ、水等の支援物資について。(40万円)

 日遊協ボランティア団体応援基金は、平成16年に台風23号や新潟県中越地震など大きな自然災害が多発したことをきっかけに、被災地等で活動するボランティア団体を助成するために設立され、毎年、会員から浄財を募って運営されています。平成16~18年には、延べ14団体に対し、計1550万円を助成しました。

目次
閉じる