さる7月16日に発生した新潟県中越沖地震で大きな被害を蒙った同県柏崎市民の生活支援のため、日遊協は地震発生4日目の19日、日遊協ボランティア緊急派遣隊・中部支部隊から3人を派遣し、仮設トイレ16基を柏崎市内5か所のホールの駐車場に設置しました。
仮設トイレは汲取式。ポリエチレン製で、キャンプ場、屋外イベント会場、建設現場などに設置するレンタル製品です。救援物資はこのほか、トイレットペーパー約2000巻、アルコール消毒液、消臭剤、除菌剤、簡易ガスコンロ、タオルなど。
3人は18日午前9時ごろ、トイレ以外の物資を積んで名古屋市を出発し、埼玉県比企郡川島町へ。ここに仮設トイレやユニットハウスなどを扱う企業の配送センターがあり、ここで仮設トイレ16基をトラックに積み、19日午前2時半に出発。深夜の強行軍の末、午前6時、柏崎市半田1丁目、パチンコ玉三郎柏崎店に到着しました。直ちに同店の駐車場に8基を設置、さらに同市内のダイナム柏崎店、ヴィーム柏崎店、夢パラダイス、ダイイチパチンコの4店の駐車場に2 基づつを設置しました。早朝の作業でしたが、各店では店長など関係者が立会いました。
設置後、FM放送、携帯サイト、チェーンメールなどで紹介され、20日以降はパチンコ玉三郎柏崎店の場合、断水や破損で自宅トイレが使えない県営住宅を含む周辺住民、周辺2か所の避難所の人たちが入れ代わり立ち代り訪れています。他店のトイレも、周辺住民、飲食店、ボランティアの人たちに利用され、高い使用頻度になっています。
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