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日遊協不正対策勉強会開かれる

 日遊協不正対策勉強会が3月23日、東京・平河町の都市センター会館で開かれました。
 勉強会の目的は、最新のゴト事犯の実態と対策をホール最前線に働く人たちが周知し、コンプライアンス営業の一層の向上を図ってもらうためです。
 当日の参加者はホール関係者を中心に約320人で、会場はほぼ満席でした。

◇挨拶要旨

・庄司孝輝東京都・関東支部長

「勉強会で得た情報を持ち帰って、日々の営業に役立ててほしい。勉強会は今後、全国の支部で回を重ねることで、不正事案の抑止が強まってくると信じている」

・深谷友尋会長

「500億円とも600億円ともいわれる、皆さんのお店から流出している不正な資金は、すべてお客様からいただいたお金だ。この勉強会の第一のメリットは、不正な流出を防ぐことで自店の出玉率もよくなり、お客様へのサービスも行き届いてくる。二つ目のメリットは、健全化を図ることで世論の信頼が高まる。三つ目のメリットは、不正を未然に防ぐ方策をしっかり学んでもらうことで、お店の教育力が高まる。会場に女性の数が少ないが、お店の幹部には女性の登用が増えており、これからの産業を考えるともっと女性にも参加していただきたい」

◇講演者

・一般社団法人遊技産業健全化推進機構、伊勢崎清事務局長:機構の不正防止に関する活動を、誓約書、立入検査を中心に講演。

・元(株)平和執行役員、渡辺圭市氏:日工組としてメーカー側の考え方を講演。

・山佐(株)執行役員統括部長、吉國純生氏:日電協としてメーカー側の考え方を講演。

(株)コスモローム研究所社長、南光國昭氏:最新のゴト事情を動画を使って講演。途中休憩を挟み正味約2時間。

◇展示コーナー
 会場の一角にパチンコ、スロットの実機が持ち込まれ、クレマン、ぶら下がりなど種々のゴト器具が展示されました。参加者たちは開演までの時間や休憩時間にコーナーに集まり、ゴト器具を体感していました。

 不正対策勉強会は、日遊協の専門委員会の一つ、明日の遊技機を造る委員会に属する健全化推進部会(部員は日遊協と同友会から出向)が企画・推進しました。

 不正対策勉強会の今後の日程・会場は次の通り。5月13日=博多サンヒルズホテル(九州支部主催)▽6月12日=名古屋ガーデンパレス(中部支部同)▽7月10日=ホテルニューオータニ札幌(北海道支部同)▽9月11日=KKRホテル大阪(近畿支部同)▽10月23日=ホテルセンチュリー21広島(中国支部、四国支部共催)

約320人が詰めかけ、ほぼ満員の会場
映像を使って、南光氏の講演
最新のゴト器具を体感
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