市民集会では、今年1年間に虐待死した児童44人に黙とうを捧げた後、一般社団法人「ゆめさぽ」代表理事の田中れいかさんの講演を聴講。閉会の挨拶では同団体の黒田邦夫理事から、「先ほどの虐待死の読み上げの中で、パチンコ店での事例が今年も1件もなかった。これは東遊商の皆さんをはじめ遊技業界の方々が日頃、この活動に関心をもって取り組んでいただいた成果だと思います。パチンコ店での車内放置事故がないということは、それだけこまめに巡回され、発見すれば窓を叩き割ってでも救出するんだという取組みが、その結果に結びついていると思います」と遊技業界の取組みを讃えた。
最後に総勢200名が、週末でにぎわう銀座の街を行進し児童虐待防止活動について啓発を行った。全商協の中村会長は「10年以上にわたり児童虐待防止活動の啓蒙に取り組んできました。一日も早く児童虐待のない社会が訪れるよう、これからも積極的に活動していきたい」と語った。オレンジリボン推進月間である11月は、日本全国で同様の活動が行われている。
※オレンジリボン運動とは
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