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「遊技機適正処理ガイドブック」及び「同・簡易版」(DL版・2023年12月18日更新)

遊技機リサイクル推進委員会(座長・岸野誠人。業界6団体、主要メーカーで構成)は11月、遊技機の不法投棄事案根絶に向け「遊技機適正処理ガイドブック」を発行しました。こちらのページからダウンロードいただけます。また、ガイドブックのポイントをまとめた「簡易版」もご用意しております。

本書を参考に、使用済み遊技機が不法投棄されることのないよう、取り組みをお願いいたします。(最終更新日:2023年12月18日)

「遊技機適正処理ガイドブック」(A4/26ページ)

▶▶▶「遊技機適正処理ガイドブック」最新版のダウンロードはこちらから

▶▶▶ ガイドブック【簡易版】のダウンロードはこちらから。

<目次>

第一章    遊技機リサイクルの歴史~使用済み遊技機の不法投棄と遊技業界の取組み

  1.  埼玉県寄居町での野積み事案    
  2. 遊技機リサイクル推進委員会の発足
  3. 遊技機リサイクル目標の義務化
  4. 栃木県鹿沼市での野積み事案

第二章 環境・リサイクル関連法令と罰則の変遷

  1. 廃棄物処理法と排出者責任
  2. 資源有効利用促進法における指定

第三章 廃棄物適正処理、資源有効利用促進への取組み

  1. 遊技機に関わる法令上のポイント【振り返り】とその取組み
  2. 遊技機リサイクル選定業者と回収システム

第四章 使用済み遊技機等の排出方法

  1. 適正な業者の選定
  2. 廃棄物処理業者へ排出する場合の確認事項(1-⑥)
  3. 許可業者以外の業者に有償売却する場合の確認事項(1-⑦)

<巻末資料>遊技機リサイクル関連資料

  • リサイクル選定業者一覧
  • リサイクル業者を選定する基準
  • リサイクル量調査 まとめ
  • リサイクル量調査 リサイクル率
  • 取引業者選定にあたり確認すべき事項一覧(許可業者以外)

~「遊技機適正処理ガイドブック」より~


<はじめに>
日本国内では、経済発展に伴う産業廃棄物の増加や公害問題などに対し、生活環境の保全を始め、循環型社会の推進を目的とし、さまざまな環境関連法令を制定し、経済成長に伴う環境負荷への配慮を行ってきました。

しかしながら、温暖化が引き起こす気候変動による大規模災害が世界的に増加するなど、環境問題は地球規模での対応が求められるようになり、各国が抱える社会問題についても、地球規模の問題として捉えていかなければ解決が見られないとし、2015年9月の国連サミットにおいて、SDGs(エス・ディー・ジーズ)が採択されました。持続可能な開発目標(SDGs)は、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標であり、17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。

SDGs目標12(*)にある「つくる責任つかう責任(持続可能な生産消費形態を確保する)」では、標的のひとつに「2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する」というものがあり、事業活動に伴って生じた廃棄物への対応が求められています。

ホールで使用された遊技機が不法投棄される、あるいは野積みされるような事案が起きれば、遊技業界全体への非難が高まることは火を見るよりも明らかです。使用済み遊技機の不法投棄は、絶対に避けなければいけない問題であり、遊技産業はその防止に向け一丸となって取組まねばなりません。

不法投棄を防止するには、メーカー・ホール・販売商社・運送業者等、遊技関連事業者が各々の流通過程のなかで、不適正な処理につながる可能性のある事業者に流出しないよう、使用済み遊技機の「適正処理」について一貫した意識を持たねばなりません。

この「遊技機適正処理ガイドブック」を参考に、業界団体各位におかれましては、会員・組合員等へ啓蒙を図り、個々の企業は関係者に徹底した対応を呼びかけるなど、使用済み遊技機が不法投棄されることのないよう、より一層の取組みをお願いいたします。

2021年11月
遊技機リサイクル推進委員会


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